見知らぬ男性には警戒心の強い女性でも、顔見知りになると途端に安心してしまう傾向があります。しかし実はこれが危ないんですよ。性犯罪でも、顔見知りの犯行が3割を超えているのをご存知でしょうか。顔見知りというのは行きつけの店の店員だったり、習い事やサークルの知り合いだったり・・・挨拶程度の軽い関係で、こちらは特に意識していないかもしれません。でもこれがストーカー被害の始まりだったりもするので、無神経ではいられません。

こんなことを言ってしまうと、ありとあらゆる人間関係を遮断しなくてはならなくなってしまいますが、特に誰にでも優しいタイプの若い女性は、普段からそれとなく気をつけておくことが防犯につながります。つきあいの極最初の段階で防げたかもしれないといった実例も多く見られますから、やはり人見知り程度の関係の時こそ、最も気をつけなくてはいけないと言えます。

でもどの人にも優しく見える人に限って、自分では全くその自覚がない方も多いんですよ。人と同じか、むしろ人には厳しいタイプだと自分では思っていても、他人からはそうは見えていないこともあるので気をつけましょう。また頼まれるとイヤと言えないタイプや、はっきりノーと言えない人も要注意です。

危険な目にさえ合わなければ、このような穏やかな性格はむしろ好ましいとも言えるのですが、やはり犯罪に巻き込まれるのだけはお断りですよね。このような方は、人とのお付き合いに関しては明確なラインを引く癖をつけておくことが大切です。例えばメアドなど個人情報を教えないというのは勿論のこと、話に乗らないとか愛想よくしないなど、かなり手前の時点でガードしておくのがコツですよ。

また人前で気軽に自分のプライベートについて話題にする方もいますが、これも危険です。身内の話や自宅の話などは、外では控える方が無難でしょう。これは個人情報を周辺にまで聞かれてしまうという危険もさることながら、話の相手によっては深読みされてしまう心配があるからです。女性は何気ない話題のつもりで話していても、男性はそれに特別な親密性を感じたり、自分だけに打ち明け話をされたんだと解釈する場合もありますよ。

また防犯にはご近所づきあいが欠かせませんが、やはり異性に対しては愛想良くしすぎないように気をつけなくてはいけません。毎回その都度人を見てから対応を決めるというのも難しいので、男性には全般にアッサリした対応を心がけるのが無難でしょう。未婚女性は何かと面倒な思われ方をすることも多いので、特定の知り合い以外の対応については普段から警戒気味でちょうどいいくらいですね。