昔と違って、今は洗濯物を人目につく所に堂々と干すということも少なくなりました。特に1人暮らしの方は留守中の雨や盗難の心配もありますから、室内干しが一般的になっているようです。シーツなど大物はコインランドリーがありますし、何でもかんでもベランダに干している方はむしろ少数派かもしれませんね。

でも集合住宅の上層階など、路上から見えないような場所では、意外と安心して洗濯物を外干ししている方も居られるのではないでしょうか。また室内でさえあれば安心とばかり、外から丸見えの窓際に洗濯物をつり下げているのを見かけることもありますが、これでは干してあるものを外から簡単に眺めることができてしまいますよね。

洗濯物を見れば、誰にでもそこの住人の情報が読み取れてしまいます。1人暮らしか家族持ちか、小さい子供がいるか大人だけの世帯なのか、散歩がてら素人がなんとなく眺めているだけでも簡単に判断がつくものです。女性を狙う犯罪者から見れば、洗濯物の量やその内容によって1人暮らしの女性であることを特定されることは、いともたやすいことだと言えるでしょう。

また上層階ならば被害とは無縁ということはありません。3階以上にお住まいの方であっても、洗濯物は堂々と干さない方が無難です。干す場合には、必ずベランダの手すりの高さよりも低い位置にかけるようにしましょう。タオルやシーツなど大物にはスタンドタイプの物干もお薦めですよ。

室内に干す場合には、せっかくですから外からは見えない場所を選んでくださいね。窓際は陽もあたりますしカーテンレールなど干しやすい環境もありますが、いつも室内に洗濯物が干してあれば、日中は留守であることや1人暮らしであることが悟られてしまいますよ。その上洗濯物の内容から女性であることがバレてしまえば、目をつけられてしまう可能性だってあります。見えないようにしてさえおけば避けることのできる危険ですから、この程度の注意や手間は惜しまないようにしたいものですね。