最近はペット可マンションも増えて、1人暮らしでも動物を暮らしている方は少なくありません。中には大家さんに内緒で飼っているという方もいるかもしれませんね。動物は寂しい1人暮らしには非常に心強いパートナーですが、実は防犯面でも意外に役に立ってくれることがあるんですよ。

防犯といえば番犬という言葉があるくらいですから、犬が侵入者に対して激しく吠えるということはよく知られていることですよね。吠えられると厄介なので、泥棒は犬を飼っている家はあらかじめ避けると言われています。最近の室内犬は人慣れしていて番犬の役目を果たさないこともありますし、犬そのものが盗まれるといった笑えない話もあるのですが、同じ空き巣をするならば犬がいない方がより入りやすいとは言えそうです。

でも犬だけでなくそれ以外のペット、例えば猫やインコなどでも、知らない人が窓の外に見えただけで激しく反応するということをご存知ですか?犬のように吠えて威嚇するといったことはないのですが、例えば猫は知らない人を非常に怖がりますから、隠れてしまって出てこなかったり、インコはカゴの中でいつもと違うような暴れ方をします。

もしも帰宅時にペットにこのような反応があれば、飼主さんならばすぐに何かあったことに気づくことができますよね。女性の1人暮らしの場合、留守宅に侵入者が入り込んでいたり、ベランダに待ち伏せていたりという事例もあるのですが、ペットがいればこのような異変に事前に気づくことができることも多いはずです。吠えたり暴れたりしていなくても、何かいつもとペットの様子が違うということは、飼主さんならばすぐに分かるからです。

また在宅時であっても、誰か知らない人が窓やドアに接近すれば、同じようにペットの異変によってすぐに気づくことができます。特に犬はテリトリー意識が強いですから、犬種によってはドア付近に人が近づいただけで吠えて知らせてくれたりしますよ。人間には気づかないような物音や人影にも動物はいち早く察知することができるので、ペットがいれば自宅への侵入者に反応する高度なセンサーを完備しているようなものです。

このように、ペットは防犯にも意外と役立ってくれるんですよ。ペットとの生活をしている方は、孤独を慰めてくれるパートナーとしてだけでなく、ぜひ心強い防犯の味方としてもペットを再評価してみてくださいね。