空き巣などの侵入者にとって、もしもドアからすんなり入れるとすればそれが一番手間要らずですから、カギのかかっていない玄関ドアほど有難いものはありません。同居している家族が居るのであれば、お出かけの際にいちいち自分で施錠する必要はありませんが、1人暮らしなのについ同じようにしている方はいませんか?

朝のゴミ出しやちょっとご近所までだから大丈夫と思うのは大間違いで、数分もあれば空き巣は一仕事できてしまいますよ。空き巣の被害だけでなく、1人暮らしの女性の場合は不審者に入り込まれるという心配もありますから、どんなに短時間の外出であっても、必ずドアの施錠は習慣づけておくことが大切ですね。しかしこのような習慣を守っていても、ドアのカギを開けられてしまってはどうしようもありません。

無施錠ではそのまま入られてしまいますが、施錠していても短時間で開けられてしまうのであれば、無施錠と事実上殆ど変わりません。これでは毎回きちんとカギをかけている意味がなくなってしまいます。また侵入者にとっても、例え解錠できたとしてもそれが短時間にできなければ意味がないんです。つまり錠前を交換したり、錠前を追加してカギ開けに手間がかかるようにすれば、防犯対策としては成功だということになりますね。

しかし賃貸住宅では、勝手にカギを交換したり追加したりはできません。それに錠前ごと取り替えようと思えば工事も必要ですから、時間もお金もかかってしまいます。そんな時に便利なのが補助錠です。これですと今のドア錠はそのままにしておけますし、取り付けも工事不要で簡単なものが多いんですよ。

このような補助錠には2種類あります。内側から開けるタイプと外側から開けるタイプで、用途に応じて使い分けるといいですよ。内側から開けるタイプは、在宅時や就寝時に使います。ドアチェーンは1人暮らしの女性にとっては必須アイテムですが、その補助としても有効ですね。賃貸住宅でドアチェーンがついていない所や、それだけでは不安という方にもお勧めですよ。

外側から取り付けるタイプには様々な種類がありますが、いずれも取り付け簡単で、値段は高くても1万円以下で、数千円で手に入るものもあります。シンプルなカギとはいえ、もしも侵入者がドアから入ろうと思えばドア鍵とこの補助錠の2つを開けなくてはなりませんから、防犯効果は非常に高いと考えられます。特に外付けのものは外から補助錠があることがはっきりと見えますので、防犯意識の高い住人であることのアピールもできて好都合です。